Necrophilia

あいしてる
とわに とわに
たとえ
からだがくちはてようとも

此の腕の中に在る
なんて優美なシガイ
私を抱き締める青白い体
なんて官能・・・!

私は貴方だけのもの
貴方だけに支配された命

貴方の腐爛の香りは
私を酔わす媚薬
肉が骨が崩れてく
貴方はまるで芸術品

例えば貴方が「死ネ」と言うなら
ひとり毒を飲みましょう
例えば貴方が「泣ケ」と言うなら
ひとり涙を落としましょう

(どうぞ、あなたののぞむままに)

貴方の傍に居たい
何時までも傍に居たい
貴方の傍で枯れ腐り
貴方と全て混じり合いたい

例えば貴方が「殺レ」と言うなら
私をすべて殺しましょう
例えば貴方が「喰エ」と言うなら
貴方をすべて喰らいましょう

(あなたはキチガイだというでしょうけれど)

他の誰にも奪わせない
貴方と私ふたり
今日も葬色の柩で極上の夢を見る

わたしたちは
とわにつながりあう
そう まるで

しんでいるかのように