EXILES

あまりにも
キミのその理想が純粋すぎて
叶わない夢に未だ縋る背が霞んでいた

人間に生きたいと何度キミの寝言を聞いただろう
決して手繰る事などしないで
馬鹿を見るのはキミなのだから

これからも
泥中の森に慣れ親しむ我々は
前に見た明るみを忘れながら刻々と生を営む

届かない宝物なんて無いと信じたあの日から
我々は禁断の森へ
足を踏み入れたのだろう

追われては逃げる
呼ばれては沈黙を貫く
塞がれては壊す
掴まれては振り払いながら

汚れようが人を否定されようが信じる者など無い
本当に眩い人など
この世の何処にも居ないのだから