あまりにも キミのその理想が純粋すぎて 叶わない夢に未だ縋る背が霞んでいた 人間に生きたいと何度キミの寝言を聞いただろう 決して手繰る事などしないで 馬鹿を見るのはキミなのだから これからも 泥中の森に慣れ親しむ我々は 前に見た明るみを忘れながら刻々と生を営む 届かない宝物なんて無いと信じたあの日から 我々は禁断の森へ 足を踏み入れたのだろう 追われては逃げる 呼ばれては沈黙を貫く 塞がれては壊す 掴まれては振り払いながら 汚れようが人を否定されようが信じる者など無い 本当に眩い人など この世の何処にも居ないのだから |
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